’11 北海道遠征6座目/羅臼岳

とうとうと言うか、順調だったと言うか、北海道の山行も最後になりました。

羅臼岳・・・

初日に登った幌尻岳の次に興味のある山です。
細長い知床半島の中央にあるので、山頂からは、オホーツク海や北方領土が
見えるはずです。
ヒグマとの遭遇も可能性が一番高い山ですね。
そんな楽しみを想像しながら、今日も早朝4時過ぎにはキャンプ場をスタートします。
向うは岩尾別温泉の登山口。
昨日キャンプ場の人に道を教えてもらっていたので、
順調に到着しました。

4:41 岩尾別温泉・ホテル駐車場
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ホテル「地の涯」
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登山者用駐車場
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登山者はホテルの駐車場を使う訳にはいかないので、
ホテル左側のスペースに車を停めます。
このスペースだと5、6台なので、あふれた車は路肩に停めることになります。
今日は3台目で到着して、競争率の高い駐車スペースをゲットできました。

ホテルの前ではツアー登山の団体がガイドの話を聞いています。
今日の予定と登山の注意事項の説明なのでしょう。
みなさん神妙な顔付きで聞いています。
ツアーの後ろに付くことは避けたいので、先に出発します。
会社のK君が、”ガサガサ音がすると、ビクっとする”

なんて言っていたことを思い出して、先頭になるのはイヤだな、と思いながらも、
熊に遭遇するのは滅多にない、と言い聞かせて登山口に向います。

4:49 ホテルの右に登山口の案内
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橋を渡って右が小屋
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木下小屋
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4:52 小屋の上から山道に入っていきます。
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出ましたヒグマの紹介
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5:16 オホーツク展望台(頂上まで約5.9km)
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薄いところがオホーツク?
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歩き易い道が続きます
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5:33 650m岩峰?(頂上まで約5.0km)
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5:45 弥三吉水(頂上まで4.3km)
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水量は多く、枯れる事はないそうです
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ちょっと口に含んで、先に進みます。

5:51 極楽平(頂上まで約4.0km)
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6:07 仙人坂(頂上まで約3.0km)
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6:17 銀冷水(頂上まで約2.5km)
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携帯トイレ使用場所ですか
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6:22 羽衣峠
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6:27 大沢入口(頂上まで約2.0km)
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ちょっと開けてきた
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雪ですか
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空と海の見分けが出来ない
P1040202.JPG広々とした場所に出てきました。羅臼平の標識があります。

6:48 羅臼平
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羅臼温泉←・→羅臼岳
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この場所で、羅臼町からのルートと合流します。
レリーフもありますね。あとで調べると木下弥三吉翁だそうです。
木下小屋や弥三吉水って関係あるのかな?
またこの辺は三ツ峰と言って幕営可能な場所で、熊避けのフードロッカーがあります。
一人の幕営はこわいですね。

羅臼岳全容
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あの山頂に向って、ハイマツ帯を進みます。
山頂はご覧の通り、岩峰。
昨日の情報だと強風だったそうです。半島にそびえる山なので強風になることが多く、
数日前に登った人は雨もあったので、そうそうと下山したそうです。
雲があれば、その流れ方で風の状態は想像できますが、あまりにも青空のため、それも分かりません。

登って来た道を振り返って
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7:03 岩清水(頂上まで0.6km)
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ハイマツ帯を抜けて、岩が多くなってきたところに、
水場があります。
ちょろちょろと流れる水がコップに注がれています。
満杯に貯まった水を飲み干すと、冷たくて、おいしい。
まあ、山の水はどこもおいしいのですが、知床の水は格別!なんて勝手に思います。

知床半島突端に続く縦走路
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険しいね
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チングルマ
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これはハクサンコザクラ、北海道では蝦夷小桜
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山頂が近くなってきた
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山頂が近づくにつれ岩が大きくなってきます。
道と言うより、岩の上を渡っていく感じです。
風も強くなってきましたね。帽子が飛ばされそうなので、ポケットにしまいます。

振り返って見たけどオホーツクが分からない!!
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7:29 やったぜ!山頂
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山頂は狭く、すぐ先は崖っぷちになるので、平らな安全地帯には10人位がいいとこです。
風も強く、半袖では寒くなってきたし、普通に立っているのも
困難な状態で、岩陰で風除けをしながらパンとおにぎりをほおばります。

山頂から知床半島西側
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硫黄岳に続く山並み
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”写真を撮ってもらわないと”

山頂直下で抜かした夫婦を待ちます。
これまでミニ三脚で写したことはありましたが、今日は風で飛ばされてしまいます。
”なかなかこないなあ~”

おそらく5分位なんでしょうが、やっと声が聞こえてきました。

強風!!
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原始の山だ
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写真を撮り合い、早々に下山開始です。
ご夫婦も強風で怖さを感じる中、長居は不要と後に続きます。
岩場を慎重に下って、ハイマツ帯を進むと、追い抜いたカップルなど
挨拶をしながらすれ違います。

羅臼平では、団体を引き連れたガイドさんに声を掛けられました。
”もう降りてきたの?”

登山口から30分程のところで、早、休憩をとっていたグループで
内心、”もう休憩?”

と思いながら先に行かせてもらった経緯があります。
ガイドさんも、自分のペースで歩きたいって感じが、声に表れています。(たぶん?)

知床半島縦走路
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メアカンキンバイ?
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エゾコザクラの群生
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高山植物の咲く道を楽しみながら、まあ、すれ違うこと人が多いこと。
10人位のグループが通るのを待っていると、
”あら、埼玉の人?”

パチン、とハイタッチします。
昨晩泊まったウトロのキャンプ場で会った、埼玉加須のおばちゃんです。
64歳から登山を始めて、仲間に連れて行ってもらっている。と言っていました。
函館?小樽?に別荘を建てたんだけど、これから楽しむという時、
ご主人が亡くなって、でも登山のお陰で楽しく暮らしているそうです。
11月になると埼玉に帰るって言っていましたから、
うらやましい限りです。

ぞくぞくと山頂に向かう人達に挨拶しながら、
樹林帯に戻ってきました。歩き易い道が続きます。
弥三吉水を通過すると、休憩しているカップルがいます。
”熊を見ませんでした?”

見ませんでした???

”見ませんが・・・”

話を聞くと、この上の登山道で熊が寝ていたそうです。
”えっ!!”

て、ことはそこを自分は下りてきたってこと??
ニアミスです。もう少し早く下りてきたら見事に遭遇してました。



そして、ゴールまで1kmも切った頃、
”えっ!!”

見事に転びました。
”う~・・・”

口の中を切り出血、唇も切っています。
頭もぶつけています。右大腿部も・・・
いろんな思いが頭の中を駆け巡ります。
”やばい、歩けるのか?
”どんな顔になっちゃった?”

”速い、速いって言われていい気になって、散歩道で油断してた・・・”
”もうゴールも近くて、遠征を終えてルンルン気分だった・・・”

唾を吐いていると出血は止まったようです。
唇は痛いけど、歩くのに支障はない・・・、
大腿部の痛みは、歩けないほどではありません。
”良かったあ~”

ちょっとビッコを引きながら、登山口の小屋が見えてきました。

10:15 木下小屋です
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きれいなログハウス
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今度は縦走ですか
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ホテルの人に怪訝な顔で見られます。
良く見るとシャツも汚れて、車の鏡で見ると、唇が腫れあがっています。
”あ~あ、せっかく順調な登山だったのに・・・”

でも、気を取り直して、
”この程度で良かった。骨折でもしてたら帰れないよ・・・”

まだ10時、着替えて知床観光だい!!

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2011.7.29(金)
岩尾別温泉4:52-(1時間)-オホーツク展望5:16-(50分)-弥三吉水5:45-(1時間)-銀冷水6:17-(1時間5分)-羅臼平6:48-(55分)-7:29羅臼岳山頂7:43-(3時間20分)-岩尾別温泉10:15
カッコ内は標準コースタイム











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