リベンジ!槍ヶ岳/登頂編

リベンジ!槍ヶ岳/アプローチ編 から続く。

画像早朝4時、いつもの山時間で起き出します。
テントのチャックを開けると、
いつもはフライシートがぐっちょりですが、今日は乾いています。
夜半の弱い風と、秋の清々しい空気のせいですね。
濡れてないので畳んだテントはビニール袋に入れる必要ないので
パッキングが楽になります。

寝袋、シュラフカバー、枕をたたんで、早速朝食の準備です。
まずはお湯を沸かして、メニューはカフェオレにマーガリン入りぶどんパンです。

朝食もおいしく食べられ、体調もいい。
食事タイムは10分程で、薄暗い外に出て、テントの撤収を始めます。

今日も快晴の予感、6:04テント場を出発します。

まずは小屋脇から見上げる樅沢岳への急登。
すでに歩き始めてる人が見えます。
樅沢岳の影に双六小屋、後ろは双六岳
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ジグザグの道をゆっくり登って行くと、真っ青な空に山並みが良く見えます。
右に、左に、振り返って、素晴らしい展望です。

左から双六岳、三俣蓮華岳、薬師岳、祖父岳、鷲羽岳
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なだらかな山頂は双六岳
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あと数時間後には、あの槍先に居るはずです
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樅沢岳
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出発して25分程、樅沢岳に登り切りました。
数人が休んでいます。みんな今日の目的地は槍ヶ岳のはず。
まだ休むには早いんで、先に行かせてもらいます。


ちょっと先にまた標識
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ここから西鎌尾根が始まります。
いつも槍を横に見ながら歩いていたけど、今日は槍を真正面に見ながら歩きます。

近づく槍
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テントも張れそう
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昨日歩いた稜線が見えています。
”当たり前だよね、昨日この尾根道がずっと見えてたんだから”

山に登ることも楽しいですが、登った山を、歩いた道
俯瞰出来るのも楽しい。
昨日歩いた弓折岳からの稜線、小さく鏡平小屋
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鏡平山荘のアップ
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小さなアップダウンを繰り返すも、基本歩き易い道。
太陽が真正面から当たるんで、日焼けするかな?
ずっと先に見える道には、一人見えるだけ。真夏の喧噪が嘘のようです。
”山歩きは、こうでなきゃ”

だんだんと前方を歩いている人との距離が縮まって、
とうとう、岩陰で休憩してる男性に追い付きました。
”遠くに赤いシャツが見えていたのに、もう追い付いたの”

ちょっと自分より年配かな?声をかけられます。
”何時に小屋を出てんですか?”
”5時ちょっと過ぎかな?”

そんな会話を終え、槍でまた、と言って、先に行かせてもらいました。

岩稜帯に入ってきて、鎖場も現れる
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片側は切れてますよ
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鎖場を上からお兄さんが下ってきます。
挨拶を交わすと、お兄さんは双六小屋のテント場の状況、
自分はポイントの千丈沢乗越までの時間を、聞きます。
”ガラガラだったですよ”
”あと20分位かな?”
情報交換して、すれ違います。
ちょっと岩場の緊張があるも、どんどん槍が近づいて、
千丈沢乗越らしい鞍部が左前方に見えます。

千丈沢乗超
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飛騨沢への下山ルート
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とうちゃこ
”今日の行程の2/3を歩いたかな?”

目の前は槍の肩に向かう急坂がそびえます。
何となく鷲羽岳の上りのイメージで槍ヶ岳山荘まで1時間と想定します。

”コースタイムだと2時間だけど、そんなにかかるかな”

乗越で軽く食事をしようかと迷いましたが、あと1時間、見上げる槍に向かいます。

見上げる小槍と槍穂
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”これはきつい

千丈沢乗越からコースタイム2時間はダテじゃないですよ。

もう少し、槍の肩
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肩の手前の標識
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10:15 とうちゃこ!槍ヶ岳山荘
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槍の肩を通って、山荘に到着です。
よくテレビで見る、山荘から槍の穂先を望む映像、本物を見る事が出来ました。
槍がくっきり
とうとう穂先に登る事が出来ます。

今度こそ、食事。山荘前のテーブルでおにぎり、クッキー、etc.
槍に取り付く前にエネルギーの補給です。

”10:35 さあ、行きますか!”
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続く鎖
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すぐ上を登るおばちゃん、モデルです
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”落ちたらやばい”

一瞬頭を過るも、鎖、足場、岩の手掛かりがたくさんあって、割と楽しく登れます。
そう言えば、北穂から奥穂に歩いた時も、
だんだんと梯子や鎖に慣れてきて、やはり愉快に歩いたっけ。

振り返って、ヘルメットのお兄さん
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ここを上がって山頂です
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10:55 ちょっと長めの梯子を登り切って、山頂に到着です。

”山頂は、10人ほどで一杯かな?”
岩がごつごつした狭い山頂に5人ほど。
やっぱり感嘆の声が上がります。

槍ヶ岳山頂(3,180m)
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さあ、360度のスライドショーが始まります。



中央は常念岳、左の鞍部に常念小屋
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右端の常念小屋から左(北)に延びる表銀座
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手前から西鎌尾根、中央に双六岳、奥に黒部五郎岳、右に三俣蓮華岳に続く稜線
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眼下に槍ヶ岳山荘
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大喰岳から南岳、そして大キレットから北穂、奥穂に続く稜線、左奥のギザギザは前穂高岳
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右奥は薬師岳、手前に鷲羽岳、左に下って三俣山荘
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中央に笠ヶ岳、右に弓折岳に続く稜線、その下に小さく鏡平山荘
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中央やや左奥に薬師岳、右隣が水晶岳、さらに右に延びる裏銀座の峰
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一番奥中央に非対称山稜の白馬岳、右に続く後立山連峰、双耳峰の鹿島槍ヶ岳も
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360度の眺望に山座同定もやりきれない。
”あれは薬師

そんなお兄さんの問いに、みんなで山を確認します。
”立山?、剣はその裏??、白馬も見えるって言ってたよ”

北アルプスの中心の槍ヶ岳には、こんな素晴らしい景色が待っていたんですね。

表銀座から喜作新道を経て東鎌尾根、上高地-横尾からのメインルート、
南に伸びる大キレット、穂高に続く稜線、歩いてきた西鎌尾根、
そして数々のドラマを生み出した北鎌尾根・・・

日本のマッターホルンという魅力もありますが、
アルプスの中心で周りの名立たる山が全て見える眺望がより魅力的です。


清々しい秋空の中、充分に景色を楽しんだので、
そろそろ降りましょうか。

山頂から、まずは梯子に足を掛けます。
岩肌を鎖や杭をつたって、慎重に下ります。
写真を撮ってあげたら、そのお返しに
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山荘に戻って、今日のお宿はどうするか考えます。
槍ヶ岳山荘のテント場か、3時間程下って槍平のテント場か
まだお昼前、時間もあることだし槍平まで下りましょう。

山荘で珍しく缶ジュースを買って、テーブルで昼食です。
3,000mの標高なのにお日様が暑い

目の前の槍には人が取り付いて、横尾方面からみんな疲労困憊って感じで、到着してる・・・
山荘が賑やかになりつつあります。

さて、12:15 ザックを背負います。

リベンジ!槍ヶ岳/下山編 に続く。

2013.9.20(金)
双六小屋6:04-6:33樅沢岳-(西鎌尾根)-9:13千丈沢乗越-10:15槍ヶ岳山荘10:35-10:55槍ヶ岳山頂11:20-11:44槍ヶ岳山荘










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