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zoom RSS 草原の椅子

<<   作成日時 : 2018/09/09 18:54   >>

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『草原の椅子』 宮本 輝


遠間憲太郎は50歳の会社員。阪神淡路大震災後、桃源郷ともよばれるフンザに旅してその地の老人から「あなたの瞳のなかには、三つの青い星がある。ひとつは潔癖であり、もうひとつは淫蕩であり、さらにもうひとつは使命である。」という不思議な言葉を告げられた経験を持つ。現在は妻と離婚し、大学生の娘と阪神間の夙川で暮らしている。街は震災から復興したが、憲太郎の心の底にはまだ震災で受けた衝撃が残っていた。

ある日、憲太郎は幼時に実の母親から虐待を受けていた4歳の少年、圭輔に出会い、その世話を手伝うことになる。取引先の社長で同じ歳の富樫重蔵との仕事を越えた友情に助けられながら、憲太郎は圭輔へのいとおしさを深めていく。憲太郎はまた、趣味の店で出会った篠原貴志子に密かに惹かれる。

憲太郎は富樫とフンザに旅する計画を立て始めたが、衝動的に貴志子をフンザ行きに誘い、さらには圭輔を同行させざるを得ない状況になる。

画像

フンザ(風の谷フンザ)

パキスタンの首都イスラマバードから北へ約700km、中国との国境クンジュラブ峠からも近いフンザ渓谷。氷河をいただく7,000m級のカラコルム山脈に囲まれた山間盆地であるフンザは、周囲の荒涼とした大地とは対照的に、奇跡のように広がる緑豊かな果樹園やオアシス的な田園風景から「桃源郷(シャングリラ)=理想郷」とも呼ばれている。

日本人

他人の得た賛辞や幸運に対して嫉妬深く、調子に乗ると分相応な振る舞いから外れて尊大になる。
悪しき権力や暴力に立ち向かう勇気が欠如していて、すぐに徒党を組みたがる。
長期的展望に立つことが出来ず、短絡的に突き進んですぐに捨て鉢になる。

日々

安心しているということは、能天気に油断しているというのと全く違う。
物事に賢く対処し、注意をはらい、生きることに努力しながら、しかも根底では安心している・・・。
そういう人間であろうと絶えず己に言い聞かせることだ。

日本という国、日本人という民族そのものに、矜持とか品格とか品性とかが喪われてしまったことに落胆と虚しさを感じつづけていたのかもしれない。
宮本 輝

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