2022年05月21日 赤いカンナではじまる 『赤いカンナではじまる』はらだ みずきその人は涙を流していた。涙を流していたのは、わたしと同じ書店員だった――。ある日、書店員の野際は、文芸書棚を担当している保科史江が涙を流しているのを、出版社の営業マン、作本とともに目にする。後日、退職を願い出る彼女の涙の理由とは、何だったのか。関西出張で偶然彼女と出会った作本が、意外な秘密を聞き出してくる……。(「赤いカンナではじまる」)期待の新鋭がおくる、書店員、編集者、出版社営業マンたちの「過去との再会」を描いた恋愛小説集。【他収録作品】「風を切るボールの音」 疲れたサッカー雑誌編集者のもとへかかってきた電話の相手は……「美しい丘」 北海道からやって来た若い書店員が、出版社営業マンに頼んだこととは。「いちばん最初に好きになった花」 図鑑シリーズ「野の花」担当編集者の、切ない思い出が甦る。「最後の夏休み」 大学生4年生、人生最後の夏休み。いったい自分は何をしたいのだろう。
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